2012年06月26日

「僕は友達が少ない (8)」読了。



僕は友達が少ない8巻読了。
今回はシリアス多め、ギャグ少なめでした。

とはいえ、はがない。
シリアスと言っても鬱展開とか気分の悪くなるようなネタは避けています。
うん、賢明だね!
無駄な鬱展開ほどムカつくものはない。

表紙は理科でしたが、やはり話の核心に迫るのは彼女。
一番色々考えてて、一番裏で活躍してて、でも一番報われない感じ。切ねえな。
いや、あくまでも「友達」としての話をするなら決して報われないわけではないのか。

そしてラノベ主人公体質を受け入れて前に進む小鷹。
次巻はラブコメだね。
ヘタレであることをここまで丁寧に説明されたら、読者としてももう受け入れざるを得ない。
ヘタレである前提で、頑張れ小鷹。

そろそろシメも近いのかな。
9巻も期待しています。
posted by いずみ at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 書評/小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月04日

「悲鳴伝」読了。



西尾維新「悲鳴伝」読了。
とにかく分厚い本でした。京極夏彦とかに比べるとそうでもないんだけどね。

まず先に、悪い点から述べていこう。
タイトルが微妙。中身はポップでグロテスクでシニカルなのに、何も表現できてない。
このタイトルで少し損してると思うんだよなぁ・・・。
次に三人称視点が微妙。まさに神の視点で描かれてるんだけど、神様過ぎて鼻につく。
先の展開を知ってるよ、けど教えてやらない。みたいな空気がちょっとウザい。
そして、ストーリーの大きな要素である問題を、割と投げっぱなしで終わっちゃう。
これ人によっては納得のいかない終わり方なんじゃないかなぁ。

と、先に悪いところを述べてみました。
ぶっちゃけ、これらの悪い点はどうでもいいくらい面白い。
いいところ、凄いところがぶち抜けてる。

何せキャラが魅力的。
西尾維新作品だから、キャラがいいってのは当たり前になりつつあるんですが。
それにしても、今回は魅力的なキャラが多数出てきてしかもそれがストーリー上不可欠。
基本的にみんな病んでます。頭がだいぶアレ。
そんな中で群を抜いてアレなのが主人公、っていう。
感情移入できるギリギリの範囲の異常。実に上手い。
感情移入して読み進むと、急に突飛なことをしでかして、やっぱ感情移入できないんじゃね?
みたいな感覚に陥る。それが楽しい。
特に、必殺・グロテスキックが最高でした。いや、最低でした。
かっこいい!

そしてストーリーそのものも、実に魅力的。
グロテスク、という言葉が一番ハマるかな?
基本的なひとつひとつのアイデアは、結構普通なんですよ。
地球の悲鳴で人類が滅びかける、とか。
主人公のスーツ・グロテスクは透明になる能力だ、とか。
破壊丸、切断王などの超科学武器、犬に擬態した左在存とか。
どれも、凄い着想だってことはないんです。
でも、それらをひとつにまとめ上げ、書き上げる筆力に感服せざるを得ない。
子供の発想と大人の筆力をあわせ持ったような、とんでもない作品になっています。
随所に散りばめられた風刺、ブラックユーモアも世界観をより深めていますね。

そんなわけで、非常に面白かったです。
個人的に西尾維新最高作。
これは、ファンならずとも読んでおくべきだと思います。
posted by いずみ at 11:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 書評/小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月05日

「田舎の刑事の趣味とお仕事」読了。



「田舎の刑事の趣味とお仕事」読了。
ドラマ「デカ黒川鈴木」原作ですね。
ドラマ版が好きだったので、原作に遡ってみました。

ドラマ版は、実に原作に忠実に作られていたんだなあとある意味感心。
一番の違いは、ドラマでは関西弁だった黒川鈴木が標準語だったことでしょうか。
他は大体原作通りです。

しかし白石ウザいね! いい意味で!
凄い。ドラマと一緒。超ウザい! 面白い!
黒川もやっぱりいいですが、白石のボケ具合が実に絶妙。
ギリギリ憎めないレベル。
際どいところを突いてきています。
もう少しウザかったらもうダメだろうな。

基本は推理小説なんですが、何せキャラがどこかとぼけているので
シリアスになり過ぎないところが好感持てます。
のんびりまったりミステリ。人も殆ど死なねえし。たまに死ぬけど。
最近の流行りを先取りしてるなぁ、という印象。

そんなわけで、ミステリ好きにもそうじゃない人にも、オススメできる一作。
続編である「田舎の刑事の闘病記」も読んでみたいと思います。
タグ:小説 書評
posted by いずみ at 19:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 書評/小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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